知人が「自分もご先祖様探しに興味がある!」ということで、先日はその方のルーツ探しの現地調査に同行してきました。
幸いなことに、現地というのが、私が住んでいる地域から30分ほどのところだったので、
「本家訪問と過去帳閲覧」
「お墓参り」
「地元図書館での資料探し」
の3点に絞って、調査を実施しました。
知人といっても、親族筋に当る方なので、本家の方とも、私も顔を知っている間であったため、かなりスムーズにお話を伺うことができました。
調査内容というのは、当ブログの読者の方にとっては、ある程度おなじみの方法です(^^;
① 事前に「戸籍謄本」を取得しておいてもらっておいた。
② その結果をもとに、「地縁血縁解析法」を実施。一族の中心となる集落、ムラ名を算出。
とここまでは、実施済みだったので、スムーズに事が進みました。
当日は、
③ お墓参り。その方の一族の家祖というべき人のお墓が見つかりました。天正期の記録が墓碑に刻んであり、大発見です。
④ 本家で過去帳を拝見しました。天正時代の家祖の人と同一人物かはわかりませんが、「源姓」の戒名が一番最初に来ていました。
⑤ 図書館で江戸時代の書物の「翻刻バージョン」を閲覧。近辺ではその図書館でしか収蔵されていない貴重書で、「その村の、その姓の一族について」詳細が載っていました。
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というわけで、その方のご先祖様が、「江戸時代は庄屋であった」ことが、江戸期の書物に明記してあり、かつ、先祖がおそらく天正期に亡くなったことまで判明しています。
というわけで430年くらい前まではわかったことになりますので、今後は、そこから先を調査予定です。
源姓ですので、最終的には源氏→天皇家となるルートが想定できるのですが、そこは慎重に。
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大塚某のやり方だと、基本的に網羅的に調査対象を拾い上げてきますので、その他にも面白いことがわかりました。
⑥ この方の直系ではないですが、ご一族の中で、大正期に関西でも指折りの企業を興した方がおられ、その方を紹介した大正期の資料を事前にゲットしていました。
⑦ 一族の墓地に、なんとその方本人のお墓がありました。お墓は地元に戻っておられたようです。
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今回、同行させていただきましたが、知人の方はたいへん感銘を受けておられました。
「数多くのご先祖さまがあって、今自分が生きていることのすばらしさを実感しました」とのこと。
私もまったく同じ思いです。
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ちなみに、私の場合は「家系図」にはあまりこだわっていませんので、判明分についてはボチボチまとめていますが、むしろ
”なぜ、自分は「この名字・苗字なのか」”
というあたりに主眼をおいています。なので、基本的には直系尊属(それも苗字の家系をメイン)に追います。
これは、「父親の方ばかり」を追うわけではありません。
というのも、ルーツ探しをはじめるとすぐわかりますが、古い家は、「家を継ぐ」ために、婿養子をもらって「母方で継ぐ」こともよくあるからです。
なので、大塚方式では、基本的に「苗字のルーツを探る」ことがまず最初になります。
(たぶん、多くの人は、まずそれを知りたいのではないでしょうか?)
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