2014年7月16日水曜日

<姓氏家系>自分のルーツ(先祖)の探し方 3ステップ

 今回は、メモ書きみたいなものです。いずれきちんとまとめると思います。

 ご先祖様探しやルーツ調べには、誰にでも共通したステップと、個別に事情が異なる調査が混在するのですが、おおむね


「このやり方、この公式である程度のところまでは行ける」


という3ステップをまとめておきます。




※)注

 ここでいう「ご先祖様探し・ルーツ調べ」は「自分の苗字の由来を探す」という点を主眼に置いています。
 自分から漏れなく直系親族を全て辿る、などの場合は他の手立ても必要。




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【ステップ1】 本拠地探し

 ◇ 1-1 戸籍から辿る「本拠地探し」

  自分の直系尊属の戸籍を取得することで、一族の拠点となる土地を探します。



 ◇ 1-2 地縁血縁解析による「本拠地確定」

  自分の先祖の出身地(本籍地の一番古いもの)から、一族の中心となるムラ名を探します。




【ステップ2】 誌史調査

 ◇ 2-1 近代・現代 町誌(町史)レベル

  本拠地がわかれば、明治以降近現代の「町誌(町史)」の記事を読みます。


 ◇ 2-2 近代・現代 市誌(市史)・郡誌(郡史)レベル

  同様に、おなじ地域について「市誌(市史)」「郡誌(郡史)」の記事を読みます。



 ◇ 2-3 近世 藩・郡誌史レベル調査

  おなじことですが、それぞれの出典となる「近世(江戸時代)レベル」の藩・郡に関わる資料がありますのでそれを調査します。

  名称は、各土地によって全く異なりますが、「寺・神社・史跡」等についてそれぞれリストアップされているもので、「各村の様子」について書かれているものもあります。

  まずは、この資料の名前を見つけることが解明のポイントになります。



【ステップ3】 それ以上

 ◇ 3 その他の資料探し・文献探し

  ステップ2程度まで進むと、概ね「出典はほにゃららという書物で、どこそこに書いてある」という但し書きがつくようになってきます。

 それらの資料をひとつずつ当ることが最終段階です。ここから先は、個別の事情がより深くなりますので、一般論で説明するのが厳しくなります。





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 どの家にも共通の話をするならば、まず目指すのは”ステップ2-3”の資料名を探す、ということになります。


 それぞれの家の住所がわかれば、本拠地までは辿りつきやすいし、その県・郡・市町村の誌史を探すのはそれほど苦労はないと思うのですが、問題はそこからです。


 近世(つまり江戸時代)の資料でそれらの出典を探すという辺りが、全くの初心者さんではちょっと苦労しそうですね。

 少なくとも文学部とか人文科学部系卒業の人間であれば「出来なきゃマズイ」のですが、そうでない人たちもたくさんいらっしゃると思うので、ここはサポートがほしいところです。


 もし質問等いただければ、手助けは可能だと思います。


 ステップ3は、あまりに個別の事情が関係しますので、また別のお話ということになりますね。



 


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