2013年12月26日木曜日

<12>播磨国に残る先祖の痕跡 その2

 前回、播磨国における大塚氏の痕跡を2点挙げたが、あと少しだけ見てゆこう。


 ③ 赤松家臣の「大塚氏」


  武将系譜辞典 さんのサイト  http://www.geocities.jp/kawabemasatake/


 に「赤松家人名録」に赤松家関係者の一覧がある。


  ちょっと長いテキストリストなので、検索をかけてもらうとわかりやすいが「大塚権兵衛」なる人物が、「赤松家臣」として挙げられている。つまり、赤松家の部下に、たしかに「大塚氏」がいた、ということがわかる。

 ※この場合の赤松氏は「有馬氏」ではなく、本流サイドの「赤松氏」である。

  

 ④ 小寺家臣の「大塚氏」


 同じ「赤松家人名録」に今度は「小寺家臣」の欄があるのだが、ここにも「大塚権兵衛」が登場する。同姓同名であるため、この二者が同一人物なのか違うのかが少しわかりにくいが、小寺氏も赤松氏族の庶流であり、広い意味での同族としては興味深い。

 この「小寺系大塚氏」については、今後別項目でとても重要な位置に出てくるので、要チェックである。

 のちのちいろいろと話に挙がってくると思うが、あの「宮本武蔵」を祖とする二天一流を、福岡黒田藩において受け継いだのが福岡藩の「大塚家」であり、こちらは小寺系であると推測できるからである。

※筑前 大塚藤郷などが有名。


 
 

 

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