岐阜の「紋や」さんは、仕事柄家紋を調査した結果をHPにて報告してくださっているのですが、なかなか興味深い分布を見ることができます。
「姓と家紋と集落」 さんのサイトより
このページは、岐阜県の一地方を中心に、実際のお墓を参考にしながら家と家紋の関係を緻密に調べておられるものです。地域が限られてはいますが、たいへんな労力をかけておられるので、とても参考になります。
大塚の項
大塚 写真による実例
さて、このデータを見ると、岐阜県のこの地方には「梅鉢」「州浜」「亀甲に剣片喰」「亀甲に花菱」「揚葉蝶」などの大塚さんがおられることがわかります。
もちろん、少数ですが、「抱き茗荷」「鶴丸」の大塚さんもおられます。
そこで、当ブログのデータと参照しあってみたいのですが、今回は
「梅鉢」紋について注目してみましょう。
「完全網羅 大塚姓・大塚氏・大塚さんのすべて! 全大塚氏族超まとめスペシャル」
分類<B>の大塚氏をよく見てください。
寛政譜13の秀郷流の「今は池田氏、もと大塚氏」の家紋を見ると、「剣梅鉢」が定紋で、「揚葉蝶」
が替え紋になっているのがわかります。
紋やさんのデータでも、「梅鉢」紋と同様に、この地域に「揚葉蝶」の大塚さんもおられることから、関係性が高そうです。
念のため、「池田氏」の欄もみておきますが、
こちらにも「剣梅鉢」と「揚葉蝶」の池田さんがおられるので、ここらあたりも興味深いです。
ちなみに、ただの梅鉢と剣梅鉢のデザインは本来違うのですが、(剣梅鉢は、梅の中央部分のデザインが大きい)、梅の中央部が尖っていれば「剣」と呼んでいる例も多いのでこれまたややこしい!
そういえば、岐阜の大塚酒造さんも「竹に雀」であれば秀郷流でしたので、この地域は、秀郷流の流れを追っていったほうがよさそうですね。
「梅鉢・揚葉蝶」紋の大塚さん!ご連絡お待ちしています!
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