毎度おなじみ、今日の軍師官兵衛ちゃんの時間がやってまいりました。
いきなりですが
参りました!!!
完全降参でございます。
基本的にすばらしい脚本で楽しませてくださっていた今回の大河ドラマですが、今日の脚本も
キレッキレ!
でぶっとびました。
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まず、ここのところというか、ドラマの半分以上「笑顔の無かった、苦虫を噛み潰したような顔」をしていた岡田官兵衛ちゃんですが、なんと今回は
ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべまくり
です。ここまで、清廉潔白な黒田像を演じているかに見せかけて、終盤ラスト直前の今になって
「本気モード」
のいやらしい笑みを浮かべる岡田官兵衛。
ああ!なんていやらしい(性的な意味じゃなくて)顔なんだ!なんていやらしい(性的な意味じゃなくて)ことを考えてるんだ!
信長・秀吉・家康といった個人のレベルではなく、「天下のレベル」で物事を見ていたからこそにじみ出る「不敵な笑み」!
この笑顔を見せるために、ここんとこずっとクスリともさせなかったのか!と思うと
NHK大河に完敗でございますm(_ _)m ははーっ。
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というわけで、完全にしてやられた大塚某はさておき、今日の見所を挙げておきましょう。
① ついにキターッ!!!! おわん!おわん!お・わ・ん!
きましたよ!いよいよおわん登場です。これまであれだけ引っ張って置きながら、さりげなく床の間に登場させているお椀。=赤漆塗合子形兜です。
最後まで出てこないかと見せかけてのここでの登場。待ちくたびれました。
ついでに来週の予告を見ると、長政が「一の谷形兜」をつけているシーンが映っています。こちらもちょっと楽しみ。
F1レーシングカーのウイングみたいな、騎馬にまたがり疾走すると風圧で飛べそうな名兜です。
② 言うじゃ~ないの~、それ言っちゃダメよ~、ダメダメ。
久々登場の我らがラスプーチン、安国寺 恵瓊どのがあろうことか
「秀吉を天下人にしたのは、ワシと官兵衛ちゃんのおかげだもんね」
なんてことを吹聴します! いやいや、官兵衛が言うならまだしも、恵瓊どのがそんなこと言ったら、
ぶふっ!!!
と飲みかけのお茶を吹きそうになりますよ。
まあ、 安国寺 恵瓊ファンのみなさんへのサービスシーンですね。
③ 長政は、きっと最後まで官兵衛ちゃんのことを理解してなかったのね。
官兵衛と長政が、「これから黒田家はどうすべきか」と二人で話すシーン。実にいい脚本、実にいい演出です。
どこがいいかといえば、官兵衛ちゃんが長政に「お前は誰につくねん」と尋ねるシーンで、岡田くんが実にいい表情で尋ね・そして受けるんですね。
長政は、案の上筋肉バカですから「父上が秀吉さまを天下人にしたように、家康さまについて天下を取ってもらいます」的な、回答を抜かしてけつかるわけです。
しかし、そこでの官兵衛の本心、心の声は、映像で感じてください。
ここでの官兵衛の気持ちは、
「やっぱり、長政はあかんなあ~。なんでここで『父上についてゆきます!父上こそ天下を取るにふさわしい』と言えへんねん」
というものです。これを一切台詞に出さず、顔芸だけで表現するのが岡田くんのすばらしいところだと思います。
だから、その瞬間、「まあ長政やからしゃーないな」という顔をして、笑って了解するわけです。黒田本家の選択としてはそれでいいか、と。でも、俺は好きにするからな、と。
このシーン。おそらく「そのときお前の左手は何をしとったんじゃー!ぼけー!」の壮大な前フリになっていると思います。
そういう意味で、今回の大河の脚本家は、マジですごい!すごすぎる。伏線の張り方や、表現のさせ方が、いやらしくなく、かつカッコイイ!
歴史の上でも、もしあの日あの時長政が、「お前はどうする?」と聞かれて、「父上についてゆきます」と答えていたら、本当に天下が変わっていたかもしれない、そんな気持ちになるすばらしい回でした。
☆スポニチアネックスさんに、そんなラスト4話に込める岡田くんの意気込みが載ってました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141123-00000089-spnannex-ent
ぜひご覧アレ!
左手バナで行くのかしらん~
返信削除個人的に「クロカンは天下狙ってない説」なんで、大河が昔ながらのノリで行くのか、
そこらあたりも楽しみですよね^^/
大河の新妻・栄姫を見る長政の甘い目線に撃沈しておりますの~~川* ̄д ̄*川ポッ
官兵衛の「天下」とは、もしかしたら「キリシタンの国」づくりだったのかもしれません。九州挙兵は中央の「天下」の理論に従属してというより、独自の「エリア」の確立を狙ってたのかも・・・。
返信削除糸ちゃんかわいそうです(☆_☆;;