さてみなさんこんばんは。毎週日曜日のお楽しみ、軍師官兵衛ちゃんの時間がやって参りました。
今日はなんといっても、『秀吉の最期』ということで、今回の大河ドラマ「軍師官兵衛」の集大成のような描きっぷりになっておりました。
秀吉と官兵衛ちゃんの最後の対面の場面は、演技の上でもセリフの上でも、竹中秀吉・岡田官兵衛両人の演技合戦のようなすばらしい出来でした。
こうしてみると、今回の大河ドラマ、タイトルこそ「軍師官兵衛」でしたが、その内面においては、かなりの部分が、
「演者 竹中直人」
でもあったように思います。
竹中秀吉と岡田官兵衛の思い出が走馬灯のように思い出される、まさに
神回!
認定でございますm(★ ★)m
作家大塚某の視点としては、とにかく今回は台詞仕立てが良かった!!!
秀吉)「信長公が亡くなった時に、お前が言ったことばを覚えているか」 =
「殿のご武運が開けましたぞ」
(秀吉に言わせていますが、これは官兵衛ちゃんから秀吉への言葉です)
に対して、秀吉から官兵衛ちゃんへ、その時のことも大きく含みながら返事があります。
「お前の考えるような天下人にはなれなかった。すまぬ」
この2つの台詞の呼応関係が、まさしく今日までのこのドラマの根幹でもあったし、また「秀吉=官兵衛」の関係を表した一言でもあったわけです。
というわけで、いい脚本でしたな~!
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さて、♪曇りガラスの向こう~から天下を虎視眈々と狙っている男、そう徳川・ルビー・家康です。
家康を演じる寺尾聰さんは、なんとこの大河ではタヌキ野郎を演じるために、わざと片目を閉じ気味にしているのですが、いよいよその目が
くわっっっ!!!!
と開きます!
まさに、今日のために家康はしかめっ面をしてたわけで、いよいよ
本気出して
くるわけですね~。
ルビー家康のインタビューでは、片目の件の答えが載ってます。ぜひご覧アレ。
日刊ゲンダイさんより
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/154659
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というわけで、今回のおまけは
「歴史秘話ヒストリアは進撃の巨人」のコーナー。
長政弟のクマの助は、勝手に朝鮮行きの船にもぐりこんで死んでしまいますが、これは創作エピソードではなく、史実のようですね。
黒田熊之助 ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E7%86%8A%E4%B9%8B%E5%8A%A9
16歳で元服していたはずですが、元服名が残っていません。ドラマでは「帰ったら元服ね」みたいな話をしてましたので、そこらへんも考慮して脚本が書かれているようです。
基本的に今回の大河は、無茶な創作が少ないので、たまにやらかすと目立つというwww
ちなみに、トリビアですが、熊之助といっしょに船で遭難したのは、もこみち太兵衛の長男「母里吉太夫」だけではありません。
もうひとり、黒田一成の弟で「黒田吉松」という若者も一緒に亡くなっています。
さあ、黒田一成!みんなも知ってるあの子なんです実は!
伊丹有岡城に閉じ込められていた官兵衛ちゃんが脱出するとき、荒木の家臣で門番をしていたおっさんの子どもを官兵衛ちゃんが一緒に助けて連れていったの、覚えてますか?
あの門番、加藤重徳は、捕らえられている官兵衛ちゃんを手厚く扱い、上司にバレないように秘密裏に便宜を図ったりしており、彼のおかげで官兵衛ちゃんは死なずに済んだのでとても感謝されたそうです。
その縁で官兵衛ちゃんの養子になった重徳の息子が一成で、黒田一成はその後『黒田二十四騎・黒田八虎』のメンバーとして黒田家の選抜メンバーとなってゆきます。
そういう因縁があるってことで。
だから、今回の脚本で中谷美紀が「有岡城の時に・・・・」という台詞を言うのも、もしかしたらそこまでわかっててネタを仕込んでるかもしれないわけです。
いやあ、大河って本当にドラマですね。さいなら、さいなら、さいなら。
まさに神回・神大河だと思います^^
返信削除いや~まるで今日が最終回のような盛り上がり。
素晴らしい好演・共演・恥ずかしながら本気で (゜-Å) ホロリ と来ました。
竹中さんの秀吉の晩節演技を超えるものは、この先とうぶん出ないんじゃないかしらって思ったくらいです。
今回の大河は逸話と創作を上手く織り交ぜて伏線張るのが、すごい上手だと思います。
史実厨気味で大河の史実改変にピリピリしちゃう自分が、この大河に関しては殆ど気にならないです。
岡田君もイケメンすぎるから不安でしたが、壮年期から初老にかけての如水を丁寧に演じてて好感が持てます^^
これから先が増々楽しみです(^ -)---☆Wink
竹中秀吉、前半のアホそうなところから、中盤の悪人化、そして晩年の弱さを露呈するあたりまで、人の心のひだをいろんな角度から演技で「魅せて」くださったと思います。
返信削除秀吉がいなくなるのは寂しいですが、最終回に向けて余韻を味わうような感じで進行するのでしょうか?最後まで楽しみですね!