今をときめく黒田官兵衛ちゃんの福岡藩、その福岡藩と関わりのある大塚氏といえば宮本武蔵の二天一流を伝承した大塚家があるよ、というのはこのブログではすでに何度か取り上げたお話です。
その二天流を調査なさっておられる方から、福岡藩大塚氏についての情報をいただき、いくつか情報交換をしているところですが、なんと
「直方藩の大塚氏」
についてのヒントを頂きました。これは見落としていたぞ!ということで、さっそく直方関係の調査スタート!!
==========
そもそものきっかけは、福岡藩にて「二天流」を伝承した大塚作太夫・大塚伊右衛門の名前が、直方関連の資料に出てくることでした。
直方藩というのは、福岡藩の支藩ですが、本体にくっついたり分かれたり、ということをわりと何回も繰り返している小藩です。
よって、福岡藩の藩士であっても、直方に出たり入ったりした系列があっても全く不思議ではなく、要チェックですね。
ざっと調べてみると、3つほど情報が出てきました。
①直方藩士「大塚次郎左衛門」
静岡大学卒 坂田さんの卒論より
http://www.enissi.com/hiwakaodori.htm
直方に伝わる「思案橋」という盆踊り歌(と踊)が、直方藩士大塚次郎左衛門によって上方からもたらされた、という話。1678(延宝6)年ごろのことだと言う。
”思案橋”の詳細については、
踊念仏・念仏踊さんのサイト
http://www.geocities.jp/widetown/jishuu/jishuu006.htm
により詳しい解説があるので、ご参照あれ。
いずれにせよ、ここから直方藩士に大塚氏がいた、ということだけはわかります。
②日蓮宗 観音寺さんのサイト
http://www1.ocn.ne.jp/~semuisan/engi.html
直方藩にゆかりのあるお寺ですが、ここの住職さまが「大塚氏」だそうで。系譜由来はわかりませんが、藩政側から寺に人が送りこまれていれば、藩と関わりがあるかもしれません。
③ 連載、JPさんのサイトより
http://rensai.jp/?p=74382
直方地方に城を築いたのが、これまた今をときめく軍師官兵衛ちゃんでいえば、もこみち太兵衛です。
彼の城「鷹取城」のふもとで「大塚菓子舗」を営んでおられる大塚さん。最中おいしそうです。
==========
以前にも、飯塚の大塚氏について探ってみたこともあるのですが、このあたり一帯にも「大塚さん」がやたらおられます。
うーん、少弐系なのかどうなのかはよくわかりません。しかし、藩政時代まで下ると、佐賀系とははっきり別れているので無関係だと思います。
根っこは繋がっているのかもしれませんが・・・・。
個人的には、官兵衛中津入城以前の様子をもう少し調べないとこの辺りの真実は見えてこないと思いますねえ。
中津以降に召抱えた旧豊前系地侍も一定数いるでしょうから。そうなると、この旧来のメンバーが少弐由来、ということは十分考えられます。
0 件のコメント:
コメントを投稿