2014年4月12日土曜日
<51>農家 大塚氏の源流?!を求めて!
少しの間更新していなかったのだが、研究は続けている。
現在、「福岡藩分限帳集成」を引き続き読み込んでいるとともに、別の資料も調査兵団・・・、もとい!調査中な感じ。
その中で、めちゃくちゃ面白い?!資料が発見できたのでご紹介。
今回のテーマは「武家 大塚氏の源流を求めて」あらため、
もしかしてだけど~♪、もしかしてだけど~♪ほんとは武士じゃなくて農家だったんじゃないの~♪的な発見
である。
一応、申し添えておくが、「武家 大塚家」という当ブログのタイトルは
「捏造」
でない!断じて!悪意もございません!
「200回父から聞いてるんです!うちは武士だったって!」
ということで、
本当に大塚氏は武士だったのか?それとも違うのか?
を、科学的資料をもとにしながら検証したいと思う。
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今回発見の資料は、資料名を明らかにすると「かなり個人情報がわかってしまう」ために、ここでは明らかにしないが、大正時代の福岡県農政局かなんかが発行したちゃんとした資料である。
(資料名を明らかにしないのは、オボ・・・ではありません。マジで個人名が出てるからです)
そこに載っていたのはどういうことかというと、じっくり説明しよう。
①まず、わが大塚家の実家は福岡県三潴地方の某市町村の某地区にある(古くはA村としましょう)
②大正時代の資料に載っているのは、その某市町村(もちろん旧町村名です)のA村の田んぼの状況(=面積やらランク付けやら)を示したもので、もっと膨大なリストの中の一部である。
③そのリストの中で、A村についてリストアップされているのは2つの田んぼで、
<1> 1つめの田んぼA村のどこそこ 田んぼのランク 地主 北島某 作人 北島某
<2> 2つめの田んぼA村のどこそこ 田んぼのランク 地主 北島某 作人 大塚某
と書いてあるのを発見したのだ!
北島さんの名前も、大塚さんの名前も本当は出ている。
そして、ちょっと注意事項であるが、この
「大正時代に壮年であったろうと思われる大塚某さんの名前は、うちの戸籍にはない」
ということを申し添えておく。ただ、同じムラのことであり、たぶん同じ一族である可能性がかなり高い。
さらにもうひとつポイントとなる事項だが、今のA村(A地区)の電話帳データから見ると、一番多い苗字が
北島
で、次に多い苗字が
大塚
であるため、北島・大塚一族の勢力がなんとなく伺い知れる。
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事実として提示できるのはここまでで、ここからは解釈の問題である。
<解釈1>北島家は地主である。ということは、江戸期には領主層もしくは庄屋的立場にあったと考えられる。
北島家は作人でもあるので、農家だと仮定できる。大塚家は地主から田んぼを借りていた農家だと考えられる。
<解釈2>北島家は地主である。ということは、江戸期には領主層もしくは庄屋的立場にあったと考えられる。
北島家は農家ではなかったが明治期以降直接耕作をした可能性がある。大塚家は地主から田んぼを借りていた農家だと考えられる。
<解釈3>北島家は地主である。ということは、江戸期には領主層もしくは庄屋的立場にあったと考えられる。
大塚家は、北島家に従属していた可能性がある。江戸期には北島家の身分に連なる家臣層であったが、明治期以降いずれも直接耕作に携わった。
<解釈4>北島家は地主である。ということは、江戸期には領主層もしくは庄屋的立場にあったと考えられる。
大塚家は、おなじ村であり、もとは武士身分であったが、明治に入り士族(もしくは郷士)身分を失ったあと農業を始めた。
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まあ、ざっくりと分類すればこんな感じであろうか。いずれにしても他の傍証が見つからないと細かいニュアンスは正確には出せないが、可能性としての「農家 大塚氏」は面白い。
(もちろん、この大塚さんは、うちのかなり近い親戚ではあるものの、直接の我が家とは繋がっていない)
そして同時に「北島氏」との関係を読みといてゆくのも、新しい課題になりそうなところである。
しかし、どうも腑に落ちないのは、どう考えても現在の我が本家に「耕作をした痕跡」が全くないのはどうしたことだろうか。
祖父の代から実家近くの状況を見ているが、「農業倉庫」もなければ「耕作機械」も持っておらず、親族が集まっても「田植えの田」のことばも出てこなかった記憶がある。
裏の畑で何かを作っている跡もなく、ただ荒地にしているだけであり、少なくとも祖父以来の我が一族は農業らしきものに携わった形跡がないのである。
現在私は兵庫県の田園地域に住んでいるが、農家の生活スタイルというものは肌で感じてわかっているし、農家の「住居・集落・地域」の構造についてもある程度頭に入っている。
そこから考えて我が先祖が「農家」だったというのは、ちょっと不思議な感じがするのだが、このあたりはさらなる調査を進めてみたいところである。
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