2014年5月17日土曜日

<ニュース>”過去帳は部外者に見せないで”


 当ブログにも関わりのあるニュースが配信されていたので、ご紹介しておきます。


 「過去帳は部外者に見せないで」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000023-asahi-soci


 yahoo!ニュースの5月16日配信版 朝日新聞からの記事です。

 
 ご先祖さま探しにおいて、「戸籍」「寺の過去帳」から辿る、ということが重要ではあるのですが、日本の歴史の悲しい部分である「身分差別」が明らかになることでもあるので、そうした記載のある資料はどんどん閲覧が厳しくなっていっています。


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 戸籍についてはすでに「壬申戸籍」(明治5年版)が完全に閲覧禁止になっており、私たちは基本的には明治5年以前の戸籍をたどることは不可能になっています。

 理由は、幕末時点での身分である「士族」「平民」「新平民」などの差別に関わる身分の記載があるからで、昭和43年以降は誰も見ることができません。(法務局に厳重保管されているそうです)


 それほど、差別の問題は大事なこと、なのです。

 
 ちなみに私たちが取得できるのは「明治19年式戸籍」の写しからで、明治19年当時に存在していた人の「前戸主(つまりお父さん)」までの記載はあるので、江戸期までなんとか辿れる、というしくみになっています。


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 寺の過去帳についても、いっそう閲覧が厳しくなることと思います。

 過去帳には被差別民の方たちがつけられた、悪意のある「差別戒名」なるものが記載してあることがあり、差別を助長する手段として使われることがあるからです。

 
 既に各宗派において「過去帳」の人権的取り扱いの既定が定められていますが、実際それぞれの現地の住職さんレベルで、徹底できていない事例もあり、問題になっています。

 

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 当ブログにおいても、プライバシー尊重の意味から、基本的には「江戸期」以前の人名についてを中心に取り上げ、明治大正期以降のものについては、そのご子孫の心情などに配慮して極力伏せています。

 明治期以降のもので個人名を挙げているものは、出版された刊本がインターネットで公開されているものや、図書館等で公開されているものに限っています。


 もし、それぞれの大塚さんのご子孫で、ご先祖の名前が当ブログに掲載されており支障がある場合は、ご連絡ください。

 誠実に対応させていただきます。


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