昨日は、テレビの番組で「生田斗真さん」の”生田”という名字の由来について、というネタをやっていたので、楽しく拝聴しました。
(櫻井有吉アブナイ夜会、という番組です)
http://www.tbs.co.jp/abunaiyakai/
番組では、”生田”という姓は、全国各地で自然発生的に生まれているので、どこの氏族かをつきとめるのは容易でない、という話とともに、
一番古く登場する”生田さん”は?
ということで、神戸の生田神社に関わる姓についてのエピソードなんかが紹介されていました。
さてさて、生田姓については、当ブログ「大塚まつり、大塚ファンクラブ、大塚マニアックス」としては、あまり関係ないので(オイ)、とりあえずほっておきますが、
生田斗真さんが北海道出身
ということで、
北海道民の苗字調べ
について、いくつかポイントをまとめておこうと思います。
実は北海道には、苗字研究の専門家がいらっしゃって、岸本良信さんという方がおられます。
ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E6%9C%AC%E8%89%AF%E4%BF%A1
この方、当ブログではおなじみである日本の姓氏家系研究の第一人者、太田亮大先生の孫弟子に当たる方で、系統としては
太田亮 → 丹羽基二 → 岸本良信
という流れで研究者が続いています。大先輩の調査があってこそ、我々はたくさんのことを学べるわけで。
それはさておき、北海道に住んでおられる方というのは、みなさんご存知の通り、幕末から新政府に変わった時期から、本州より移住なさった方というのが圧倒的に多く、そのため、本来の土地から切り離されているので先祖を辿るのが難しくなっているわけです。
これが本州在住であれば、多少子孫が移動移住していても、
「本家はどこそこにあるらしい」
みたいな伝承が残っていたりするので、まだ先祖を辿り易かったりするのですが、北海道の若い世代の方にとっては、そうした地縁・血縁の感覚は、なかなか体感しづらいものがあるかもしれません。
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さて、うちの奥さんは何を隠そう、隠すまでもなく北海道生まれなので、現在追跡調査のまっただ中です。
どうしても大塚系を先に調べているので、嫁はんのルーツは後回しになり気味で怒られているのですが、着々と進んでいます。
どうやって調べるのか?
その方法はたった一つしかありません。とにかく「戸籍謄本・改製原戸籍謄本」などをとりまくるだけです。
現在住んでいる住所から、両親の戸籍、あるいは祖父母の戸籍を取り、とにかく直系を辿って行く作業が、イロハのイになります。
そして、戸籍が北海道を脱出したところから、いよいよ本当の先祖調べ、名字の由来調査へと移行するわけですね。
というわけで、北海道のみなさんにはまず、
津軽海峡を越えろ!
が最初のアドバイスです。
そして、もっとマニアックなことを言えば、いわゆる「屯田兵」とか「入植」が盛んだったのは、明治初期なのですが、
諸藩による分領(いわゆる”北のゼロ年”のやつね) 明治2年~明治4年
開拓使制度 明治2年~明治15年 (明治4年からは松前藩一括統治)
屯田兵制度 明治7年~明治37年
その後の民間レベルでの移住開拓等
という時系列で見ると、旧身分が掲載されている壬申戸籍が明治5年式であり、かつ、私たちが現在取得できる最も古い形式の戸籍が明治19年式なので、
初期の移住者については、戸籍から拾えない可能性がある
ということになるわけです。
簡単にいえば、後期~末期の屯田兵制度に該当する方や、もっと近年の民間移住については拾えるけれども、古くから道内に入植した方の名簿は、逆に
幕末の諸藩の資料などから拾わなければならない
こともありえるわけで。
そんなこんなでうちの奥さんについては、現在
「北海道脱出に成功!」
したところであります。
そして、北海道へ民間レベルで来た方は、東北地方の人が多い、という伝承通り、戸籍が示した先は
「宮城県!」
でありました。
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というわけで、まずは戸籍を取得してね、というところで今回はお開き。
苗字調べの趣味が高じて
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