2014年12月10日水曜日

<話題>日本人の名字マップ 立命館大文学部地理学専攻

 立命館大学の文学部地理学専攻で

「名字マップ」

なるものを作成したらしく話題になっています(^^



日本人の名字マップ(立命館大学)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/asp/research/geo/surname/surname_map_in_japan.html


 
<ニュース>
私の名前どこに多い?(日本経済新聞さんより)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H0V_V01C14A2000000/


あなたの名字はある?(ITメディアニュースさんより)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1412/05/news126.html




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 いやあ、楽しそうですね。ごく一部だけに特化した名字研究家である大塚某もドキワクです(^^


 立命館大学さんでは、人々の移動・交流の歴史を追うために名字に着目したそうですが、大塚某の研究も


苗字を通じて、政治・歴史・文化そして国家の在りようを深く追求する


ということを壮大なテーマとしてやっております(笑)



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 さて、今回の名字マップ、立命館大学の文学部&アートリサーチセンターが主になってまとめておられるようですが、


(ちなみに、執筆者の矢野桂司さんは、文学部教授兼アートリサーチセンター長だそうです)


立命館アートリサーチセンターといえば


うちの師匠の絡んでる研究所じゃないけーーーーー!!!


・・・はあはあ。思わず取り乱しました。




 はいそうです。大塚某の大学時代の指導教官は、現在上記施設で「浮世絵を全部デジタルにしてアーカイブする」みたいなプロジェクトをやっている人です。

 ということはすなわち、


「日本文学・日本文化をデジタルな手法で科学する。それも片っ端から」


という立命館大文学部とアートリサーチセンターの基本技法は、立派に弟子である大塚某にも受け継がれているというわけで(^^;;;;;


(私が大学生の時には、そんな施設はまだなかったけどね)



 私は残念ながら、文学研究のほうには進まずに、いち会社員として「好き勝手やっている」わけですが、いつか大塚研究では第一人者になってみせましょう(笑)



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 さて、そんなワタクシの昔話は置いといて、名字データを「大塚研究者」の視点から切り込んでみたいと思います。


①ローマ字表記なのはなぜか


 ・・・日本語は「おと」で判別する言語です。”おおた”さんでも太田だけとは限りません。”おおつか”でも大塚と大束の表記が可能です。”こが”姓は古賀もあれば空閑もあります。

 なので、漢字の字面よりも「おと」を尊重しながら調査したほうが良いのです。

 今回の地図がローマ字表記なのは、そのあたりに関係します。


②大塚氏はどこにいるのか


 ・・・鈴木や佐藤といったビッグネームで埋め尽くされているこの地図ですが、一見マイナーに思える名字が突出して現れる地域があるので面白いですね。

 そこに歴史のミステリーが隠れているというわけです。


 ちなみに大塚氏について言えば、大半は埋もれてしまっているものの「北関東に2点」出現しています。

 これは、当方の「大塚調査」とも概ね合致しており、だいたいどこの系統の大塚さんか判定可能です。


③九州のビッグネームは意外にも?!

 ・・・北部九州のビッグネーム「古賀」姓。田中や山口といった「ありふれた」名前のなかに突如現れる「地域性の高い名字」でもあります。

 九州南部では「黒木」姓もガツンと登場。これも興味深い名前です。


 個人的には少弐系統と思われる「吉田」氏が佐賀周辺に展開していることも気になりますが、九州らしい分布としては「中島」氏がいたり、北九州の「石橋」ブリジストンさんも面白そう。



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 というわけで、私も名字研究を通じて日本の歴史をもっと明らかにしてまいります!よろしくね。





2 件のコメント:

  1. 苗字、見つからんかった(´・д・`)
    うすうす感じてたけど、どうも、あんまり多い姓じゃないみたいで・・・
    地元でも数家しかないんで、カウント対象外かと・・・^^;
    珍名ではないんだけど、たいてい読み間違いされるような微妙な姓です。

    FBをやらないのは、余力がないだけじゃなく、あんまりある姓じゃないからってのも理由の一つです^^;

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  2. ずっと名字・苗字を調べている立場からすると、「少ない姓」のほうが、由来や歴史を調べやすいので、多い姓の方よりも良いと思います(^^

    珍しい姓の方は、いろんな意味で特定されやすいのでネット社会では難しい面もありますよね。

    私も、そうした個人情報については、かなり気を使ってブログを書いているつもりです。(基本、近代に入った個人名は書かないように意識しています。せいぜい近世末まで)

    自分の苗字の由来を調べる方法はいつでもお教えしますので、いつでもどうぞ!

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