ここのところ、金曜日は3週連続でルパン三世を放送するらしい日テレ!
先週は「カリオストロの城」をやっておりました。
あなたの心を盗んでしまいたい、大塚某ですこんにちは。
いわずと知れた日本漫画・アニメ界の大名作といっていいルパン三世ですが、作者のモンキー・パンチさんは北海道の浜中町という寒村出身です。
私も釧路管内に住んでいたことがあるので、浜中町がどういうところかは、よくよく知っております。隣の厚岸の道の駅に、よくカキの料理を食べに行っておりました。
その浜中町で、僻地医療に従事なさっていた道下先生というすごい人がいて、その人のもとでレントゲン助手をしていたのが、はるか昔のモンキー・パンチ氏です。
道下先生やモンキー・パンチ青年の奮闘はドラマになったり、NHK「プロジェクトX」で取り上げられたりしていたので、ご存知の方も多いかもしれません。
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さて、そんなルパン三世ですが、実は「アルセーヌ・ルパン」という人物はフランスと日本以外では全然有名ではないそうです。
明智小五郎のことを世界で知っている人はほとんどいませんが、日本では誰もが知っているみたいなもんでしょうか。
きっとコナン君はクールジャパンで海外でも有名でしょうが、毛利小五郎がなんで小五郎なのかは、誰も知らないはずです。外国の人は。
おなじ理屈で言えば、金田一少年のおじいちゃんのことは、外国人にはよくわからないと思います。いくら金田一くんがマンガで輸出されていても、外国の人は古谷一行さんをよく知らないからです(苦笑)
もとい。
話がずれましたが、日本人がアルセーヌ・ルパンのことをよく知っているのは、実はある人物のおかげなのだそうです。
それは、みなさんも一度は公民館や小学校の図書室で読んだり見たことがあるはずの
「ポプラ社刊 ルパンシリーズ」
(画像はポプラ社さんより引用)
を書いた南 洋一郎さん!!
このシリーズは、ルパンだけでなく、「江戸川乱歩の少年探偵団」と「名探偵ホームズ」の計3シリーズが出版されているのはご承知のとおりです。
日本人がルパンをよく知っているのは、このポプラ社の全集のおかげだそうです。
ちなみに江戸川乱歩モノは、乱歩自身が「大人版」と「子供版」を書いているというすごい内容で、ポプラ社版から怪人二十面相にハマッた人が大人になって乱歩小説を読むと
そのあまりのエロさにくらくらする
という大人の階段登る仕様になっているのも有名なお話。
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さて、そんなルパンシリーズやホームズシリーズ・二十面相シリーズをなんと
幼稚園児のうちに全巻読破した
のが、誰あろう幼児大塚某であり、これはもう江戸川乱歩先生と南洋一郎先生と、山中峯太郎先生(ホームズの翻訳)のおかげで現在の私がいるようなもんです。
幼児大塚某は、西宮市の移動図書館巡回車の中にある本を片っ端から読み漁り、次に小学校と中学校に進むにつれ、これまた図書館の本という本を全部読んでしまうという
変態
な活動に勤しみます。
さらに、本の虫と化した大塚某は、読むだけには飽き足らず「小説を書きたい!」と思い始め、大学は文学部日本文学専攻へと進学、しかし、突然「表現すること」よりも研究することのほうが面白くなってしまい
近世江戸文学プチマニア → 国語教師 → 大塚研究者
へと至ります。
それらもすべてポプラ社のおかげといっても過言ではありません。
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さて、そんな大塚某を導いてしまった南洋一郎先生は、本名を池田宜政(いけだよしまさ)といいます。
ん?なんか戦国武将みたいな名前だな、と思ったあなた!するどい!
ウィキペディアより 南 洋一郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B4%8B%E4%B8%80%E9%83%8E
そう、池田氏は誰あろう「信長協奏曲」で小栗旬くんを第一に助けていた
池田恒興(いけだつねおき つねちゃん)
の(おとうさんの)子孫なのだそうです。
それも恒ちゃんが長男で、その弟の家系が南先生に繋がるそうですから、よくぞ織田家とともに生き残ってくれた!という感じ(^^
いつもこのブログでは、戦国のみなさんと現在のみなさんのご縁をつなぐ活動にいそしんでいるわけですが、まさか恒ちゃんの一族のおかげで、
大塚某が文学変態の道へ進む
ことになろうとは神のみぞ知る驚きでありました。
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