毎度おなじみ軍師官兵衛ちゃんの時間でございます。
今日は、ついさっき(午後6時過ぎ)まで名古屋へ行っておりまして、帰ってきて録画しておいたBS官兵衛ちゃんを見て、いまこれを書いています。
いやあ、毎度のことながらすばらしい脚本!わかりやすい!わかりやすい!歴史にあまり興味がない人でも、話がすんなり頭に入っている名台本ではないでしょうか。
どのへんがわかりやすいかと言えば、今日のあらすじを見れば一目瞭然!
①明攻めについて、意見が全く合わない官兵衛ちゃんと秀吉ちゃん。ついにケンカ。
②見かねた千利休が、官兵衛ちゃんに代わって言いにくいことを全部言っちゃう。
③当然のごとく怒り出す秀吉ちゃん。利休に切腹申し付ける。
④そんな折、鶴松が夭逝。生きがいをなくして凹む秀吉ちゃん。
⑤なだめる官兵衛、秀吉もちょっとはまともになったかと思いきや。
⑥「わしの生きがいはこれしかないんじゃー!」と逆切れして朝鮮出兵。
という流れ。
うまい!あまりにもうまく繋がりすぎていて、かつ、理論が明快過ぎて完敗でございます!!
ちなみに、今日のみどころは
「また鼻水をたらしながら秀吉が官兵衛に抱きつくシーン」
ですが、もうひとつ、
「珍しく官兵衛ちゃんが激昂して、拳を畳にたたきつけるシーン」
もカッコイイ!!ひゅーひゅー!
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では、真面目な解説のコーナー。
千利休の死罪の原因は、実際にはよくわかっていません。今回の脚本では、朝鮮出兵への反対をことさら大きく取り上げていますが、もっともっと複雑な要因があったようです。
一説によれば、利休を重用していたのは、秀吉というよりも弟(ドラマ中で今回死にます)の秀長で、秀長が死ぬことによってバックがいなくなって権力低下、ということもありえそうですね。
もちろん、派手好きな秀吉のこと、利休の追及した「侘び茶」の世界観とは、もともと対立するものであったのかもしれません。
今回の重要なキーマンとして、やはり鶴松のことも忘れてはなりません。ドラマ中で「3歳で死んだ」旨が出てきますが、あれは
数え年で3つ
なので、実際は2つほどで死んでいます。もともと病弱で、あまり元気ではなかったのかもしれません。
鶴松の死、これが「ホンマに秀吉の子か疑わしい、かの有名な茶々の次男秀頼」 の因縁と繋がってゆきます。
鶴松がもっと長生きしていたら、豊臣家の歴史は大きく変わっていたかもしれませんね。
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