NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」はすでに終わって久しく、今年の「真田丸」が盛り上がっている最中ですがいかがお過ごしでしょうか?
真田丸のほうは歴史マニアからみれば突っ込みどころ満載なのですが、エンターテイメントとしては
超一級の出来
であることは間違いなく、 間違いなくおすすめの大河ドラマのひとつとなるでしょう。
詳しいことは、長野において真田氏に中世城郭を追い出されたほうの「横尾氏」などをリサーチしているブログのほうでレポしているので、そちらをどうぞ。
ちなみに、今年の大河の見所は
「現代語で喋る長澤まさみ」のラブコメ
です。 可愛いよね。まさみちゃん(^^
==========
さて、官兵衛ちゃんは終わってしまったのに、故あって「官兵衛黒田氏のルーツ」をまだ追いかけています。専門家ですら太刀打ちできない黒田氏の謎について、果敢に挑んでいる大塚某ですが、この
大冒険
がのちにえらいことになるので、それはまた別のお話ということで。
あ、ちなみに前回のブログでおしらせしました「ウンベルト・エーコ」に捧げる物語、はいよいよ執筆を開始しました。
こちら千本通文学研究室 ~シメオンの偽計~
http://senbon-bungaku.blogspot.jp/
不定期連載ですが、じわじわ面白くなります。たぶん(笑)
2016年2月21日日曜日
2016年2月20日土曜日
ウンベルト・エーコさんが逝去されました ~「薔薇の名前」は20世紀最高のミステリーのひとつ~
映画にもなった小説「薔薇の名前」の作者、ウンベルト・エーコさんが84歳でお亡くなりになったそうです。
ウンベルト・エーコ氏死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160220-00000005-jij_afp-int
エーコさんは、一般的には「作家」として知られていますが、本職はもともと大学教授で、それも
「記号論(記号学)」
という、ちょっとばかし難解な領域を扱っておられたので、彼の書くミステリーは、その学問的ベースによって深みを増していたのですが、いやあ、薔薇の名前、面白かったなあ。
ちなみに大塚某が、一番最初にその著作を知ったのはもちろんショーンコネリーの映画版(1986)でしたが、
神秘的かつ緻密、理性的でありながら人間的でかつ清濁併せ持つドロドロ感
にすっかりハマってしまい、
「これは原作ではどう書いてあるんだ?」
と、イタリア語は読めないので(笑)日本語版書籍と、英語版ペーパーバックを読み比べながら、注釈作業を
途中で断念した(爆)
思い出の書であります(^^;;
==========
さて、記号学者・キリスト教・大学教授というモチーフは、のちに「ダヴィンチコード」のロバート・ラングドン教授に受け継がれていることは、なーんとなくイメージできるところ。
ダヴィンチコードシリーズの作家ダンブラウンがそれに言及しているかどうかは知りませんが、ちょっとウンベルト・エーコをかじった人はついつい
「ラングドン教授って、エーコがモデルなんだろうなあ」
と思ってしまうようです。
ラングドン教授は、作品の中で、「宗教象徴学」を教えています。実際、ラングドンシリーズの「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」などでは、バチカンとカソリックにまつわるいろいろなエピソードが虚実入り乱れながら描かれており、これまたマニアにとっては
「おお、現代版”薔薇の名前”みたいやな」
と思わずにはいられません。
・・・で。
もうすでにお気づきのとおり、ワタクシ大塚某は、エーコもファンだし、ダンブラウンもファンです。
このブログが「俺ん家コード」というタイトルなのも、源流はそのあたりにあるわけです。
いま、現実に中世の時代に立ち戻っては、「氏族についての謎解き」をやっているわけですが、それはまさに、
「薔薇の名前やダヴィンチコードの世界を地でいっている」
のとおなじ。(ただし、日本版ですが 笑)
===========
さて、今日、エーコさんの逝去のニュースに触れて、構想2年ぐらいかけて考えていた話を、いよいよ書き始めようと決意を新たにしたところ。
世界的作家のエーコさんや、ブラウンさんには及ばないのは承知の上で、ワタクシなりに書きたいものを書上げていこうと思っています。
ずっと「書こう、書こう」と思っていて、そのまま熟成されていたわけですが、大好きなエーコさんに背中を押してもらったつもりで、東洋の小さな国のちょっとばかし歴史に目覚めた男子が、彼を目標に追いかけるスタートを切る、というわけです。
さて、書きあがった頃には、無事
「日本版 薔薇の名前」や「日本版 ダヴィンチコード」
になれるような作品が出来るでしょうか?!
こうご期待、というわけで。
ブログシステムを用いて書く小説「こちら千本通文学研究室 ~シメオンの偽計~」は、すでに
こちら千本通文学研究室 ~シメオンの偽計~
http://senbon-bungaku.blogspot.jp/
に場所だけは確保してあります。2015年5月16日に、開設だけはしてあるのですが、そのままほったらかしにしてあるので、近日まじめに動き出します。
気が向いたら、そっちのほうもたまにチェックしてみてくださいませ。
ウンベルト・エーコ氏死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160220-00000005-jij_afp-int
エーコさんは、一般的には「作家」として知られていますが、本職はもともと大学教授で、それも
「記号論(記号学)」
という、ちょっとばかし難解な領域を扱っておられたので、彼の書くミステリーは、その学問的ベースによって深みを増していたのですが、いやあ、薔薇の名前、面白かったなあ。
ちなみに大塚某が、一番最初にその著作を知ったのはもちろんショーンコネリーの映画版(1986)でしたが、
神秘的かつ緻密、理性的でありながら人間的でかつ清濁併せ持つドロドロ感
にすっかりハマってしまい、
「これは原作ではどう書いてあるんだ?」
と、イタリア語は読めないので(笑)日本語版書籍と、英語版ペーパーバックを読み比べながら、注釈作業を
途中で断念した(爆)
思い出の書であります(^^;;
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さて、記号学者・キリスト教・大学教授というモチーフは、のちに「ダヴィンチコード」のロバート・ラングドン教授に受け継がれていることは、なーんとなくイメージできるところ。
ダヴィンチコードシリーズの作家ダンブラウンがそれに言及しているかどうかは知りませんが、ちょっとウンベルト・エーコをかじった人はついつい
「ラングドン教授って、エーコがモデルなんだろうなあ」
と思ってしまうようです。
ラングドン教授は、作品の中で、「宗教象徴学」を教えています。実際、ラングドンシリーズの「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」などでは、バチカンとカソリックにまつわるいろいろなエピソードが虚実入り乱れながら描かれており、これまたマニアにとっては
「おお、現代版”薔薇の名前”みたいやな」
と思わずにはいられません。
・・・で。
もうすでにお気づきのとおり、ワタクシ大塚某は、エーコもファンだし、ダンブラウンもファンです。
このブログが「俺ん家コード」というタイトルなのも、源流はそのあたりにあるわけです。
いま、現実に中世の時代に立ち戻っては、「氏族についての謎解き」をやっているわけですが、それはまさに、
「薔薇の名前やダヴィンチコードの世界を地でいっている」
のとおなじ。(ただし、日本版ですが 笑)
===========
さて、今日、エーコさんの逝去のニュースに触れて、構想2年ぐらいかけて考えていた話を、いよいよ書き始めようと決意を新たにしたところ。
世界的作家のエーコさんや、ブラウンさんには及ばないのは承知の上で、ワタクシなりに書きたいものを書上げていこうと思っています。
ずっと「書こう、書こう」と思っていて、そのまま熟成されていたわけですが、大好きなエーコさんに背中を押してもらったつもりで、東洋の小さな国のちょっとばかし歴史に目覚めた男子が、彼を目標に追いかけるスタートを切る、というわけです。
さて、書きあがった頃には、無事
「日本版 薔薇の名前」や「日本版 ダヴィンチコード」
になれるような作品が出来るでしょうか?!
こうご期待、というわけで。
ブログシステムを用いて書く小説「こちら千本通文学研究室 ~シメオンの偽計~」は、すでに
こちら千本通文学研究室 ~シメオンの偽計~
http://senbon-bungaku.blogspot.jp/
に場所だけは確保してあります。2015年5月16日に、開設だけはしてあるのですが、そのままほったらかしにしてあるので、近日まじめに動き出します。
気が向いたら、そっちのほうもたまにチェックしてみてくださいませ。
2016年2月13日土曜日
<姓氏家系>完全網羅 苗字 武藤姓・武藤氏・武藤さんのすべて! 全武藤氏族 由来・ルーツ 超まとめスペシャル
今回の記事は、九州少弐系の氏族を中心としながら、横の広がりを調査するためにまとめたものです。
全国の武藤氏・武藤さんにまつわる先祖のルーツを完全網羅しています。
抜けているもの、未調査のものは、随時加筆しています。
(最終更新 2016.2.1)
☆個別の御家のルーツについてより詳しく知りたい方は、記事下部の
「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」
よりご依頼ください☆
==========
★ 参考文献 ★
今回のリスト制作に当たっては、以下の参考文献を元に作成した。
① 「寛政重修諸家譜」 索引ならびに影印本 近代デジタルライブラリー 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/
② 「家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
③ 「続・家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
④ 「姓氏家系辞書・姓氏家系大辞典」 太田亮 近代デジタルライブラリー版
⑤ 「日本の苗字7000傑」 http://www.myj7000.jp-biz.net/
==========
今回のリストは、上記参考文献を元に、全国各地に散らばる「吉田姓」「吉田氏」について、なるべく重複を避ける形でわかっていることを列記したものである。
※ 寛政譜に記載のある場合、数字においては【八木書店版】「寛政重修諸家譜」の巻数を表す。
【 】内についてはわかるかぎりの家紋を示した。
==========
A 武藤氏 武蔵国の藤原秀郷流、あるいは武者所の藤原氏より。【五三桐】【藤菱】
B 武藤氏 伊予北条・河野氏より武藤氏 四国地方。
C 武藤氏 清和源氏義光流 武田氏族
D 武藤氏 滋野氏流より海野氏族武藤氏。信濃地方。【六連銭か】
E 武藤氏 称海野氏流真田氏より、武藤姓。信濃地方 Dと同族か?
E 武藤氏 武田氏族大井氏より、武藤姓。
F 武藤氏 伊豆国造一族より三島神主家流武藤氏。
F 武藤氏 藤原秀郷流より近藤氏族(少弐氏の源流) 【目結】
G 武藤氏 九州少弐氏のうち武藤復姓。【目結】
そのほか、武藤姓の家紋では
【対藤菱】
【下り藤】
などを用いるものがある。
この他は現在調査中。
==========
<告知です>
500円でなんでも頼めるココナラにおいて「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」というサービスを開始しました。
https://coconala.com/services/41874
みなさんの「名字・苗字のルーツ調べ」をさくっとお手軽にお手伝いいたします。
詳しいサービス内容は上記リンクをご参照ください。
既に何件かサポートさせていただきましたが、喜んでいただいております(^^
あなたも歴史ミステリーの扉を開いてみませんか?!
==========
<特集で紹介されました~>
「こんなの見たことない!」ワクワクするユニークなサービスまとめ
http://coconala.com/featured/entry/4372
==========
<新サービス開始>
「戦国武将・歴史上の人物に出会う旅! ~あなたと偉人を繋げます~」
https://coconala.com/services/47988
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全国の武藤氏・武藤さんにまつわる先祖のルーツを完全網羅しています。
抜けているもの、未調査のものは、随時加筆しています。
(最終更新 2016.2.1)
☆個別の御家のルーツについてより詳しく知りたい方は、記事下部の
「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」
よりご依頼ください☆
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★ 参考文献 ★
今回のリスト制作に当たっては、以下の参考文献を元に作成した。
① 「寛政重修諸家譜」 索引ならびに影印本 近代デジタルライブラリー 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/
② 「家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
③ 「続・家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
④ 「姓氏家系辞書・姓氏家系大辞典」 太田亮 近代デジタルライブラリー版
⑤ 「日本の苗字7000傑」 http://www.myj7000.jp-biz.net/
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今回のリストは、上記参考文献を元に、全国各地に散らばる「吉田姓」「吉田氏」について、なるべく重複を避ける形でわかっていることを列記したものである。
※ 寛政譜に記載のある場合、数字においては【八木書店版】「寛政重修諸家譜」の巻数を表す。
【 】内についてはわかるかぎりの家紋を示した。
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A 武藤氏 武蔵国の藤原秀郷流、あるいは武者所の藤原氏より。【五三桐】【藤菱】
B 武藤氏 伊予北条・河野氏より武藤氏 四国地方。
C 武藤氏 清和源氏義光流 武田氏族
D 武藤氏 滋野氏流より海野氏族武藤氏。信濃地方。【六連銭か】
E 武藤氏 称海野氏流真田氏より、武藤姓。信濃地方 Dと同族か?
E 武藤氏 武田氏族大井氏より、武藤姓。
F 武藤氏 伊豆国造一族より三島神主家流武藤氏。
F 武藤氏 藤原秀郷流より近藤氏族(少弐氏の源流) 【目結】
G 武藤氏 九州少弐氏のうち武藤復姓。【目結】
そのほか、武藤姓の家紋では
【対藤菱】
【下り藤】
などを用いるものがある。
この他は現在調査中。
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歴史好きなあなたに 「あなただけの日本史の教科書」を作成します。
あなたのためだけの、あなたの家だけの「日本史の教科書」を作ってしまう!という全く新しいサービスを始めて、早くも11件の依頼を完成させたところです。
もともとは、ココナラというサイトでのサービスとして提供しているのですが、
ココナラ
「あなただけの日本史」教科書を作成します~あなたが生まれるまでの1000年の物語~
https://coconala.com/services/79457
上のサイトは関係なく、このブログを見て製作依頼を下さる方もいるので、再度のご紹介をしておきます(^^
当ブログのファンの方にはすでにご存知の通り、「苗字を辿ってルーツを探る」という手法がある程度完成しているので、別に大塚姓だけでなく
「日本中のすべての名字のルーツを探る」
ことだけはできるようになりました(^o^
☆まあ、一生懸命調べた結果、由来が不明に終わってしまうこともたまーにありますが。
で、教科書づくりサービスでは、最初に御家のルーツや由来に関わりがありそうな事項を徹底的に探って、いろいろな仮説や可能性にアプローチしてゆきます。
そのあとで、まとまってきた内容やわかってきたことを教科書に仕立てる、という作業をしています。
依頼を下さった方には、とても喜ばれている「斬新かつ、ほかではあまりない」サービスですので、もし気になる方はご依頼くださいませ。
ココナラ経由以外でも、このブログにコメントやメールを下さっても大丈夫です。
納品はPDFファイルになりますが、ココナラ経由以外でのご依頼だとなんと
「印刷物・本当の本になったもの」
を郵送することが可能です!!
ココナラだと、実物を送ることができず、ファイル渡しだけになってしまうので・・・。
教科書作成費は、1000円お願いしていますが、印刷物を郵送する場合には、送料が加算されます。
※最新価格はココナラさんのサイトでご確認ください。
一部でよければ定形外郵便でお送りしますし、数部複製して家族や親類に読んでほしいという場合にはレターパックで送ることもできます。
1冊のみの場合は 1000円+送料
複数冊の場合は、1000円+送料+(2冊目以降の複製分につき100円)
でお願いできれば幸いです。
たとえば家族の分を含めて3部ほしい場合は、1000円+200円+レターパックライト360円=1560円、という考え方です。
※ココナラさんにおいて実物郵送機能が実装されました。
価格等はココナラさんの設定に準じます。
一冊あたりのページ数は、約30ページ。完成品は教科書と同じサイズの小冊子風になります。
2016年2月12日金曜日
南満州鉄道に勤務していた祖父を探す ~満鉄職員の調べ方~
いつもは、大塚氏にまつわる氏族の研究をしている大塚某(とある)であるが、今回は特別編。
南満州鉄道に勤務していた祖父の記録を探す、という壮大な調査へ出発したのである。
南満州鉄道、と言っても若い方にはピンとこないかもしれない。日清日露戦争に勝った日本は、中国大陸の一部に口出しする(進出する)ことができるようになり、滅びた清の皇帝を担ぎ出して新しい国を作った、それが満州国であり、その満州のインフラ整備を進めるために作った国策会社が南満州鉄道である。
その満鉄に勤務していた祖父は、つまりは本来長男ではなかったので、大塚氏先祖代々の土地を受け継ぐことができず、大陸へ渡った、というわけである。
しかし、まあいろいろあって、実は最終的に祖父は、このブログでも書いているように、大塚氏累代の墓がある本家の家に住むことになるのだが、それはまた別のお話。
さて、満鉄である。現在40代になった大塚某ぐらいになると、仕事で付き合いのある方や、あるいは個人的な知り合いで、
「私も満州生まれです」
とか
「父や祖父が満州にいました」
という方にたくさん出会う。
実際に、うちの奥さん(まだかろうじて20代)ですら、祖父は満州で終戦を迎え、そのためシベリア抑留に遭っている。
戦国時代どころか、まだ直接話を聞ける世代に、戦争の残滓が残っているというのは、とても貴重なことである。
残念ながら、現在大陸の方々と政治的にうまく行っているとはいえない状況ではあるけれど、残念な歴史を繰り返さないことは重要だと思う。
===========
さて、その満鉄に関わる祖父の記録の探し方であるが、私が東京方面に気軽に行ければ自分で調べたのだが、今回はすっかり調査をお任せすることになった。
もし、あなたが満鉄職員の親族の記録を調べたい、と思うのであれば、あとすこしだけはそれを手助けしてくださる方がおられるので参考にしてほしい。
満鉄会情報センター
http://www.01.246.ne.jp/~mateka/
↑上記財団は、もともと「満鉄会」という組織だったが、高齢化と資金不足で現在「満鉄会情報センター」として最後の活動を行っているところである。
平成28年3月を以って解散が決まっているので、所蔵の資料は国立国会図書館に譲渡される。
満鉄会のすごいところは、記録があるだけすべての職員名簿をデータベース化し、所属や業務内容、あるいは当時の給与などをまとめ挙げている点である。
それも、コンピュータ管理ではなく、(昔の図書館を知っている人はわかると思うが)目録カード方式で個票管理なさっている。手作業である。
今回祖父の情報は、満鉄会さんの職員さんの手で無事見つけ出され、満鉄から華北交通へ出向していたなどの詳しい動きもわかった。
本当に満鉄会のみなさんのこれまでの活動には、敬意と感謝を感じるところである。
==========
「満鉄」とひとくくりに言うが、実は中国大陸の鉄道網は、もう少し細かいジャンル分けがなされていたことを知るものはマニアであろう。
しかし、そうは言っても結果的に、満鉄という一大コンチツェルンがそれらを大なり小なり管理支配していたので、それらをざっくり
満鉄
のことばで表現するのはあながち間違いではない。
そこで、もう少しだけその実像を説明しておこう。
【南満州鉄道株式会社】 ・・・いわずと知れた満州鉄道だが、その名前が示すとおり本来は私鉄である。その私会社の姿を持って、満州国内に鉄道のみならずありとあらゆるインフラ整備を行っていったのが、当時の日本である。
【満州国有鉄道】 ・・・日本に国鉄があったように、満州国にも国鉄があった。しかし、建設や運営には満鉄が当たっていたから、厳密な意味で国鉄が独立して運用されていたわけではない。やはり満鉄の支配下にあったとすべきである。
【華北交通】 ・・・満鉄はぶっちゃけ、満州国内の鉄道である。そのため、満州国を出て、中国大陸に向かう場合は、名実ともに国家が異なるわけなので、満鉄がそのまま進出するわけにはいかない。そこで、中国国内の占領地域は、満鉄子会社の華北交通がその任を担った。
【華中鉄道】 ・・・華北は日本軍の占領度合いが強かったが、華中鉄道の場合は、なんと日本と中華民国政府・南京国民政府との合併特殊法人となっていた。実体としては日本の国策会社ではあるのだが、たてまえ上は、異なる国の異なる鉄道となっていた。
ちなみに、若者には理解できないかもしれないが、こういうのもあったのでご参考まで。
【朝鮮総督府鉄道】 ・・・朝鮮半島を走る鉄道であり、南満州鉄道へと接続していた。当時の朝鮮は、日本統治下であり、満鉄や華北・華中鉄道とは大きく異なり、別の国の鉄道ではなくあくまでも日本国内の鉄道である。
==========
南満州鉄道といえば、特急あじあ号が有名だが、
祖父は蒸気機関車の機関士だったので、おそらくパシナ型機関車を目にしていると思う。
特急あじあは、最初に「超特急」と呼称された列車であり、この機関車の技術が最終的には新幹線につながるという
新幹線にとってのルーツ
でもある。
戦時中日本は、「大東亜縦貫鉄道」などを構想していたが、2016年の今になって新幹線の北海道延伸が実現するくらいだから、
満鉄の歴史は今も続いている
とも言えるわけで。
南満州鉄道に勤務していた祖父の記録を探す、という壮大な調査へ出発したのである。
南満州鉄道、と言っても若い方にはピンとこないかもしれない。日清日露戦争に勝った日本は、中国大陸の一部に口出しする(進出する)ことができるようになり、滅びた清の皇帝を担ぎ出して新しい国を作った、それが満州国であり、その満州のインフラ整備を進めるために作った国策会社が南満州鉄道である。
その満鉄に勤務していた祖父は、つまりは本来長男ではなかったので、大塚氏先祖代々の土地を受け継ぐことができず、大陸へ渡った、というわけである。
しかし、まあいろいろあって、実は最終的に祖父は、このブログでも書いているように、大塚氏累代の墓がある本家の家に住むことになるのだが、それはまた別のお話。
さて、満鉄である。現在40代になった大塚某ぐらいになると、仕事で付き合いのある方や、あるいは個人的な知り合いで、
「私も満州生まれです」
とか
「父や祖父が満州にいました」
という方にたくさん出会う。
実際に、うちの奥さん(まだかろうじて20代)ですら、祖父は満州で終戦を迎え、そのためシベリア抑留に遭っている。
戦国時代どころか、まだ直接話を聞ける世代に、戦争の残滓が残っているというのは、とても貴重なことである。
残念ながら、現在大陸の方々と政治的にうまく行っているとはいえない状況ではあるけれど、残念な歴史を繰り返さないことは重要だと思う。
===========
さて、その満鉄に関わる祖父の記録の探し方であるが、私が東京方面に気軽に行ければ自分で調べたのだが、今回はすっかり調査をお任せすることになった。
もし、あなたが満鉄職員の親族の記録を調べたい、と思うのであれば、あとすこしだけはそれを手助けしてくださる方がおられるので参考にしてほしい。
満鉄会情報センター
http://www.01.246.ne.jp/~mateka/
↑上記財団は、もともと「満鉄会」という組織だったが、高齢化と資金不足で現在「満鉄会情報センター」として最後の活動を行っているところである。
平成28年3月を以って解散が決まっているので、所蔵の資料は国立国会図書館に譲渡される。
満鉄会のすごいところは、記録があるだけすべての職員名簿をデータベース化し、所属や業務内容、あるいは当時の給与などをまとめ挙げている点である。
それも、コンピュータ管理ではなく、(昔の図書館を知っている人はわかると思うが)目録カード方式で個票管理なさっている。手作業である。
今回祖父の情報は、満鉄会さんの職員さんの手で無事見つけ出され、満鉄から華北交通へ出向していたなどの詳しい動きもわかった。
本当に満鉄会のみなさんのこれまでの活動には、敬意と感謝を感じるところである。
==========
「満鉄」とひとくくりに言うが、実は中国大陸の鉄道網は、もう少し細かいジャンル分けがなされていたことを知るものはマニアであろう。
しかし、そうは言っても結果的に、満鉄という一大コンチツェルンがそれらを大なり小なり管理支配していたので、それらをざっくり
満鉄
のことばで表現するのはあながち間違いではない。
そこで、もう少しだけその実像を説明しておこう。
【南満州鉄道株式会社】 ・・・いわずと知れた満州鉄道だが、その名前が示すとおり本来は私鉄である。その私会社の姿を持って、満州国内に鉄道のみならずありとあらゆるインフラ整備を行っていったのが、当時の日本である。
【満州国有鉄道】 ・・・日本に国鉄があったように、満州国にも国鉄があった。しかし、建設や運営には満鉄が当たっていたから、厳密な意味で国鉄が独立して運用されていたわけではない。やはり満鉄の支配下にあったとすべきである。
【華北交通】 ・・・満鉄はぶっちゃけ、満州国内の鉄道である。そのため、満州国を出て、中国大陸に向かう場合は、名実ともに国家が異なるわけなので、満鉄がそのまま進出するわけにはいかない。そこで、中国国内の占領地域は、満鉄子会社の華北交通がその任を担った。
【華中鉄道】 ・・・華北は日本軍の占領度合いが強かったが、華中鉄道の場合は、なんと日本と中華民国政府・南京国民政府との合併特殊法人となっていた。実体としては日本の国策会社ではあるのだが、たてまえ上は、異なる国の異なる鉄道となっていた。
ちなみに、若者には理解できないかもしれないが、こういうのもあったのでご参考まで。
【朝鮮総督府鉄道】 ・・・朝鮮半島を走る鉄道であり、南満州鉄道へと接続していた。当時の朝鮮は、日本統治下であり、満鉄や華北・華中鉄道とは大きく異なり、別の国の鉄道ではなくあくまでも日本国内の鉄道である。
==========
南満州鉄道といえば、特急あじあ号が有名だが、
(写真はウィキペディアさんより)
祖父は蒸気機関車の機関士だったので、おそらくパシナ型機関車を目にしていると思う。
特急あじあは、最初に「超特急」と呼称された列車であり、この機関車の技術が最終的には新幹線につながるという
新幹線にとってのルーツ
でもある。
戦時中日本は、「大東亜縦貫鉄道」などを構想していたが、2016年の今になって新幹線の北海道延伸が実現するくらいだから、
満鉄の歴史は今も続いている
とも言えるわけで。
2016年2月1日月曜日
<姓氏家系>完全網羅 苗字 関姓・関氏・関さんのすべて! 全関氏族 由来・ルーツ 超まとめスペシャル
今回の記事は、九州少弐系の氏族を中心としながら、横の広がりを調査するためにまとめたものです。
全国の関氏・関さんにまつわる先祖のルーツを完全網羅しています。
抜けているもの、未調査のものは、随時加筆しています。(最終更新 2016.2.1)
☆個別の御家のルーツについてより詳しく知りたい方は、記事下部の
「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」
よりご依頼ください☆
==========
★ 参考文献 ★
今回のリスト制作に当たっては、以下の参考文献を元に作成した。
① 「寛政重修諸家譜」 索引ならびに影印本 近代デジタルライブラリー 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/
② 「家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
③ 「続・家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
④ 「姓氏家系辞書・姓氏家系大辞典」 太田亮 近代デジタルライブラリー版
⑤ 「日本の苗字7000傑」 http://www.myj7000.jp-biz.net/
==========
今回のリストは、上記参考文献を元に、全国各地に散らばる「吉田姓」「吉田氏」について、なるべく重複を避ける形でわかっていることを列記したものである。
※ 寛政譜に記載のある場合、数字においては【八木書店版】「寛政重修諸家譜」の巻数を表す。
【 】内についてはわかるかぎりの家紋を示した。
==========
A 関氏 伊勢鈴鹿郡関村より。桓武平氏貞季流。(藤原氏流との説も) 【揚葉蝶】
B 関氏 菅原氏族でのちに「山田」に変わる。下野国都賀郡。【梅鉢】
C 関氏 藤原秀郷流より。成田氏を経て関氏。(Aの氏族と合流する説有)【揚葉蝶】
D 関氏 天武天皇皇子の子孫で、清原氏より。
E 関氏 白河結城氏より分かれた関氏。
F 関氏 多田流太田氏より。小野姓猪俣党。
G 関氏 多田氏より山県氏を経て関氏。
H 関氏 藤原氏真夏流、日野氏末裔関氏。
I 関氏 桓武平氏維盛流、長崎氏より分かれて関氏。
J 関氏 武藤少弐氏より関氏。鍋島家臣に。
そのほか、関姓の家紋では
【桐車】
【州浜】
【橘】
【結び蔦】
【両引】
【茗荷】
【目結】
【四つ目】
【木瓜】
を用いるものがある。
この他は現在調査中。
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<告知です>
500円でなんでも頼めるココナラにおいて「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」というサービスを開始しました。
https://coconala.com/services/41874
みなさんの「名字・苗字のルーツ調べ」をさくっとお手軽にお手伝いいたします。
詳しいサービス内容は上記リンクをご参照ください。
既に何件かサポートさせていただきましたが、喜んでいただいております(^^
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==========
<特集で紹介されました~>
「こんなの見たことない!」ワクワクするユニークなサービスまとめ
http://coconala.com/featured/entry/4372
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<新サービス開始>
「戦国武将・歴史上の人物に出会う旅! ~あなたと偉人を繋げます~」
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全国の関氏・関さんにまつわる先祖のルーツを完全網羅しています。
抜けているもの、未調査のものは、随時加筆しています。(最終更新 2016.2.1)
☆個別の御家のルーツについてより詳しく知りたい方は、記事下部の
「苗字・名字の由来と先祖探しのアドバイスをします」
よりご依頼ください☆
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★ 参考文献 ★
今回のリスト制作に当たっては、以下の参考文献を元に作成した。
① 「寛政重修諸家譜」 索引ならびに影印本 近代デジタルライブラリー 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/
② 「家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
③ 「続・家紋でたどるあなたの家系」 千鹿野茂 八木書店
④ 「姓氏家系辞書・姓氏家系大辞典」 太田亮 近代デジタルライブラリー版
⑤ 「日本の苗字7000傑」 http://www.myj7000.jp-biz.net/
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今回のリストは、上記参考文献を元に、全国各地に散らばる「吉田姓」「吉田氏」について、なるべく重複を避ける形でわかっていることを列記したものである。
※ 寛政譜に記載のある場合、数字においては【八木書店版】「寛政重修諸家譜」の巻数を表す。
【 】内についてはわかるかぎりの家紋を示した。
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A 関氏 伊勢鈴鹿郡関村より。桓武平氏貞季流。(藤原氏流との説も) 【揚葉蝶】
B 関氏 菅原氏族でのちに「山田」に変わる。下野国都賀郡。【梅鉢】
C 関氏 藤原秀郷流より。成田氏を経て関氏。(Aの氏族と合流する説有)【揚葉蝶】
D 関氏 天武天皇皇子の子孫で、清原氏より。
E 関氏 白河結城氏より分かれた関氏。
F 関氏 多田流太田氏より。小野姓猪俣党。
G 関氏 多田氏より山県氏を経て関氏。
H 関氏 藤原氏真夏流、日野氏末裔関氏。
I 関氏 桓武平氏維盛流、長崎氏より分かれて関氏。
J 関氏 武藤少弐氏より関氏。鍋島家臣に。
そのほか、関姓の家紋では
【桐車】
【州浜】
【橘】
【結び蔦】
【両引】
【茗荷】
【目結】
【四つ目】
【木瓜】
を用いるものがある。
この他は現在調査中。
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