さて、前回はいいところで終わってしまいましたので、今回はじゃんじゃんバリバリ頑張っていきましょう!
浅間山を取り巻くトリビア
でお届けした前回ですが、今回はなんと「幽霊に足がない理由と浅間山の関係」についてお話したいと思います。
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ご存知のとおり、日本の幽霊には足がないとされていて、日本画に描かれた幽霊もその大半は足元が透けているという状態になっています。
ウィキペディアより 幽霊
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BD%E9%9C%8A
そんな壮大なテーマを文学部日本文学科の卒論テーマに選んだのが、何を隠そう私と大学時代をともに過ごした友人のIくんでございまして。
彼は現在浅間山の近くの某所にて図書館司書をしているらしいのですが、
おーい、I村、元気にしてるかー!FBにメッセージ書いたのに、見てないのか!返事しろー!
(失敬)
当時22歳の彼は、「幽霊に足がなくなった理由」について果敢にアタックしたわけでありました。
さて、文学部日本文学科近世ゼミに属していた大塚某とI村くんは、基本的におなじ作業をしていました。
ちなみに私の卒論テーマは「近世演劇における人形と人間」というものでありまして、簡単に説明すれば以下のような話です。
えーと。
おねえさんとニャンちゅーがいますよね?わくわくさんとゴロリでもいいです。要するに、なんかしらんけど人間の演者がいて、横であきらかに人形とかぬいぐるみとか、人間でないものが存在しているときに、どうして両者は共演できるのだ?
という謎を解くのが卒論でした。
つまり、人間と人形が一緒にいて、観客はそれがどちらも人格をもったキャラクターだと認識できるわけですが、これってよく考えたらそういう「共通理解・見立ての理解」がないとできないじゃん!じゃあ、それってどういう風に生まれたの?
ということを江戸の演劇論から探るという手法でやったわけです。
(結論を言えば、からくりロボットが使われたり、人間が逆に人形のフリをしたり、いろんな演出があって大変面白いのですが、これはまた別のお話)
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というわけなので、実は卒論を書くにあたって、私とI村くんは全くおんなじ作業をしていました。
方法は簡単。江戸時代の書物を片っ端からめくりながら、私は
挿絵に人間と人形が同時に出てきたやつをピックアップする
作業。I村くんは、
挿絵に幽霊が出てきたやつをピックアップする
作業、を延々と二人で繰り返していたわけです。なので、お互いに「こっちに幽霊の絵があったで」とか情報交換もしていたので、彼の卒論の内容は、ほとんど頭に入っているのです。
さて、調べていると面白いことがわかってきました。私の場合は元が演劇のネタなので、どうしても演劇資料が中心になりますが、I村くんの方は、江戸の幽霊イラストを延々と見ているうちに、より古い時代のものがほとんどすべて
歌舞伎の「絵入狂言本」(イラスト付きパンフレット)
であることがわかってきたのです。
つまり、いわゆる幽霊の絵そのものが広がる以前に、
「幽霊が登場するシーンを描いた、歌舞伎のパンフレット」
のほうがたくさん見つかった、というわけです。
厳密に言えば、最も早い足なし幽霊の図は「花山院きさきあらそひ」という浄瑠璃本に出てくるのですが、これはぶっちゃけ
足どころか、下半身が消えて宙に浮いているヤバイヤツ
として描かれています。
というわけで、この時点では「足がない」という概念が生まれておらず、首だけ人間とか、胴まで人間という感覚だったのですが、足から下がないというおなじみのイメージが生まれるには、とある歌舞伎作品が影響しているのではないか、ということがわかってきたのです!
それが、元禄11年に上演された歌舞伎
「けいせい浅間嶽」
で、主人公に縁があった遊女のラブレターを火鉢に入れると、煙がぶわっと上がって中から遊女の霊が現れる、というシーンが大反響を呼びました。
もちろん、これは歌舞伎の舞台ですから、火鉢と煙を組み合わせて、役者が幽霊のように現れるというトリックを演じてみせたわけです。
ところが、これが評判を呼んで、「浅間モノ」(けいせいナントカシリーズ)という似たような話がその後乱発上演されるようになったのです。
このシリーズでは、必ず「ラブレターを燃やすと、遊女が煙から出てくる」シーンが取り入れられました。
となると、その当時の歌舞伎界では、足元が煙で見えない遊女のシーンが描かれたパンフが乱発されますから、
足元がない女=幽霊
というイメージ画像が定着することになります。
これらに着想をえて、有名な円山応挙らが「足元の見えない幽霊画」を完成させたといっても過言ではありません。
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というのが、I村くんの卒論のあらすじ。なかなか面白いでしょ?!
これが事実なのかどうかは、みなさんもググって調べてみてくださいね。
I村君は歌舞伎の絵入狂言本が原因だとして論を展開していましたが、「夢を見ているときのふきだしとしての雲」と関連づけて考える研究者もいるし、いろんなパターンがあります。
余談ですが、幽霊画でいえば、大塚某は鰭崎英朋 「蚊帳の前の幽霊」なんかが好きですが。
http://shanti.tumblr.com/post/16264744/via-32
2015年6月17日水曜日
浅間山噴火と大塚氏 ~なぜ幽霊には足がないのか~ その1
先日より噴火の兆候があった「浅間山」が実際に噴火したようで、規模は小さいながら日本全体の火山活動に対して、ちょっぴり畏怖の念が生じている今日この頃。
どうも、日本じゅうのマグマが活動しているらしく、箱根は噴火するわ、口永良部は噴火するわで、
あとは富士山が噴火するかどうか
を残すのみとなりました。ああ、おそろしや。
ちなみに、「浅間山」の”あさま”とは、古いことばで火山を意味していたようで、そのため、富士山にある神社も、行った人は知っているとおり
富士浅間神社(あさま神社・せんげん神社)
と呼ばれています。
そういう意味では、もちろん富士山も火山ですので、浅間山である、ということに。
さすがに最近では、富士山が休火山だとは誰も思っていません。近い将来に噴火するのだろうなあ、と予想しながら毎日を過ごしているわけで。
==========
さて、今回噴火しているのは、もちろん富士山ではなく、長野県と群馬県にまたがる「浅間山」です。
実はこの浅間山、結構な頻度(ざっと、5年おきくらい)で噴火している現役バリバリの活火山です。
そういう意味では、今回の噴火だけを取り上げるのであれば、まあいつものことなのですが。
また、この浅間山、言わずとしれた
あさま山荘事件
の舞台となった山でもあります。
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とまあ、そんな余談から入りましたが、今回はこの浅間山と大塚氏の関係をリサーチ!
地元の人たちにとっては、名峰「浅間山」というのはやっぱり偉大な存在であり、信州小諸ではその名もズバリ
浅間嶽(あさまだけ)
なるお酒が造られています。作っておられるのは我らが大塚酒造さん。
大塚酒造さんのサイトより
http://www.asamadake.co.jp/
なんといってもサイトのアドレスが、asamadake.co.jp ですから、この地でのこのお酒の知名度がわかりますね。
大塚酒造さんは天保年間創業の江戸時代からつづく酒蔵さんなので、長い歴史です。
さて、ここからは一般論ですが、長野県の大塚氏は、「佐久地方」や「小諸地方」に分布しており、
佐久地域の歴史さんのサイトより
http://www1.ocn.ne.jp/~oomi/sakugun.html
によれば、旗本水野氏の陣屋が大塚家(庄屋)に置かれていたようですから、戦国武将の末裔だと推定できそうです。
長野佐久地域は滋野氏グループの支配力が強く、滋野流大塚氏の流れである可能性が高いように思います。
大塚氏は、鎌倉時代あたりに滋野から分かれたとされていますが、実は来年の大河ドラマ主人公である真田氏も、滋野流だということになっています。
そして、これまたかなり推定なのですが、うちのおかんのルーツが、この滋野氏から出たY氏なのではないか、と現在調査を進めています。
もし本当にそうならば、
私の先祖は去年の大河ドラマ主人公黒田官兵衛ちゃんと共通
であり、かつ
私の先祖は来年の大河ドラマ主人公真田父子と共通
であるということになるわけで、これはもう、あとは私が大河ドラマに出るしかない!と息巻いています。←バカ。
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で、今日のもうひとつのテーマである、
「なぜ幽霊には足がないのか」
という日本人の一大問題についてですが、これもなんと浅間山に関係するというから驚きです。
しかし、前半部分で今日の尺がずいぶん長くなったので、続きは次回ということで。
(この節つづく)
どうも、日本じゅうのマグマが活動しているらしく、箱根は噴火するわ、口永良部は噴火するわで、
あとは富士山が噴火するかどうか
を残すのみとなりました。ああ、おそろしや。
ちなみに、「浅間山」の”あさま”とは、古いことばで火山を意味していたようで、そのため、富士山にある神社も、行った人は知っているとおり
富士浅間神社(あさま神社・せんげん神社)
と呼ばれています。
そういう意味では、もちろん富士山も火山ですので、浅間山である、ということに。
さすがに最近では、富士山が休火山だとは誰も思っていません。近い将来に噴火するのだろうなあ、と予想しながら毎日を過ごしているわけで。
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さて、今回噴火しているのは、もちろん富士山ではなく、長野県と群馬県にまたがる「浅間山」です。
実はこの浅間山、結構な頻度(ざっと、5年おきくらい)で噴火している現役バリバリの活火山です。
そういう意味では、今回の噴火だけを取り上げるのであれば、まあいつものことなのですが。
また、この浅間山、言わずとしれた
あさま山荘事件
の舞台となった山でもあります。
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とまあ、そんな余談から入りましたが、今回はこの浅間山と大塚氏の関係をリサーチ!
地元の人たちにとっては、名峰「浅間山」というのはやっぱり偉大な存在であり、信州小諸ではその名もズバリ
浅間嶽(あさまだけ)
なるお酒が造られています。作っておられるのは我らが大塚酒造さん。
大塚酒造さんのサイトより
http://www.asamadake.co.jp/
なんといってもサイトのアドレスが、asamadake.co.jp ですから、この地でのこのお酒の知名度がわかりますね。
大塚酒造さんは天保年間創業の江戸時代からつづく酒蔵さんなので、長い歴史です。
さて、ここからは一般論ですが、長野県の大塚氏は、「佐久地方」や「小諸地方」に分布しており、
佐久地域の歴史さんのサイトより
http://www1.ocn.ne.jp/~oomi/sakugun.html
によれば、旗本水野氏の陣屋が大塚家(庄屋)に置かれていたようですから、戦国武将の末裔だと推定できそうです。
長野佐久地域は滋野氏グループの支配力が強く、滋野流大塚氏の流れである可能性が高いように思います。
大塚氏は、鎌倉時代あたりに滋野から分かれたとされていますが、実は来年の大河ドラマ主人公である真田氏も、滋野流だということになっています。
そして、これまたかなり推定なのですが、うちのおかんのルーツが、この滋野氏から出たY氏なのではないか、と現在調査を進めています。
もし本当にそうならば、
私の先祖は去年の大河ドラマ主人公黒田官兵衛ちゃんと共通
であり、かつ
私の先祖は来年の大河ドラマ主人公真田父子と共通
であるということになるわけで、これはもう、あとは私が大河ドラマに出るしかない!と息巻いています。←バカ。
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で、今日のもうひとつのテーマである、
「なぜ幽霊には足がないのか」
という日本人の一大問題についてですが、これもなんと浅間山に関係するというから驚きです。
しかし、前半部分で今日の尺がずいぶん長くなったので、続きは次回ということで。
(この節つづく)
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